「a few」と「few」や「a little」と「little」という単語は、微妙なニュアンスの違いがあります。これらの単語を正しく使い分けることは、英語学習において非常に重要です。
本記事では、「a few」と「few」、「a little」と「little」の意味の違いについて解説します。
fewは数えられる名詞に、littleは数えられない名詞につく
「a few」と「few」や「a little」と「little」という単語は、微妙なニュアンスの違いがありますが、実際どのように違うのでしょうか。
簡単にまとめると、「few」は数えられる名詞に、「little」は数えられない名詞につきます。
「a」がついたら「少しある」、つかなかったら「ほとんどない」の意味になります。
a fewは「数が2~3の」、fewは「数がほとんどない」、a littleは「量が少しの」、littleは「量がほとんどない」になります。
a few | few | a little | little |
数を表す
数えられる名詞の前につく |
「量」を表す
数えられない名詞の前につく |
||
数が少しある
肯定的な意味 |
数がほとんどない
否定的な意味 |
量が少しある
肯定的な意味 |
量がほとんどない
否定的な意味 |
例
I have a few hobbies.
私は2~3の趣味を持っている
I have few hobbies.
私はほとんど趣味を持っていない
I have a little time to talk with you.
私はあなたと話す時間がいくらかある
I have little time to talk with you.
私にはあなたと話す時間がほとんどない
他にも、「few」に「very」をつけて、数がほとんどないことを強調する表現もあります。
Very few students could answer the question.
その質問に答えられた生徒は、ほとんどいなかった
fewとlittleを更に強調する表現
「very」のほかにも、fewとlittleをさらに強調する表現があります。
few | little |
only a few
ほんのわずかの数 |
only a little
ほんのわずかの量 |
not a few
少なからぬ数 |
not a little
少なからぬ量 |
quite a few
かなりたくさんの数 |
quite a little
かなりたくさんの量 |
特に「quite a」をつけると、今まで「少ない」の意味だったfewとlittleが、「かなり多い」と逆になるので、注意が必要です。
例
Quite a few teachers are working in this high school.
この高校ではかなり多くの教師が働いている
Taro knows quite a little about it.
太郎はそのことについてかなりよく知っている
今回は以上になります。