英文法

初心者~中級英語学習者が使い方を間違えやすい単語【PART.1】

 

日本人が英語を話したり書いたりするときには、外国語であるが故に多くの誤りをおかします。

 

しかし、英語を上達させたいと真剣に思うなら、間違えないようびくびくしているよりも、積極的にどんどん間違えて、逆にそれらを突破口に正しい英語に一歩でも二歩でも近づくようにすることが大事です。

 

この記事では、英語初心者~中級者の方が使い方を間違えやすい英単語を取り上げました。

 

これらの英単語の基本的な意味、使い方のポイントをコンパクトにまとめています。

 

よく使われる英単語が多いので、一通りチェックしていただき、あなたの英語学習に役立てて下さい。

 

 

wear

 

wear『動詞』 ~を着ている、身につけている、身につけて行く

 

× Wear your clothes at once!

○ Put on your clothes at once!

すぐに服を着なさい!

 

【wear】 wearはもともと「(ぴったり)身につけている」ことを表します。この語で間違えやすいのは、wearはput on(着る)と異なり、瞬間を示す語句と共には使わないという点です。つまり、基本的にwearは状態、put onは動作を表すわけです。

 

この区別は、身につけるものが何であれ共通で、wear glasses「眼鏡をかけている」、wear a tie「ネクタイをしている」、wear perfume「香水をつけている」といった表現のwearをput onにすると、「身につける」という動作に変わります。

 

また、「She is wearing glasses」のようにwearを進行形で使うと、「彼女は(普段はメガネをかけていないが今は珍しく)メガネをかけている」と、身につけている状態の一時性が協調されることになります。

 

名詞としては、sports wear、men's wearのように、特定の機会あるいは特定の人々に身につけられるものの総称を表し、不可算名詞扱いになります。

 

 

trouble

 

trouble『名詞』困難、苦労、もめごと 『動詞』~を悩ます、~に迷惑をかける

 

× I'm sorry for your trouble.

○ I'm sorry to trouble you.

ご迷惑をおかけします。

 

【trouble】 troubleはもともと「混乱した」という意味です。日本のカタカナ言葉の「トラブル」の影響からか、日本人は名詞として使う傾向がありますが、英語では動詞として使う方が一般的です。「I'm sorry to trouble you」は「ご迷惑をおかけします」という意味の決まり文句なので覚えておきましょう。

 

動詞troubleの基本的な構文としては、とりあえず「trouble A with/about B」(AをBで悩ます)と「trouble A to do」(Aに~する手間をかけさせる)の2つを押さえておけば十分です。

 

 

believe

 

believe『動詞』~を信じる、信頼する

 

× I believe miracles.

○ I believe in miracles.

私は奇跡を信じます。

 

【believe】 believeの意味は「自分の考えを一歩的に述べる、信じている」ことで、その内容は必ずしも客観的な事実とは限りません。証拠などが無くても「なんとなくあの2人は兄弟だ、顔も似ているし、確か兄弟がいるって言っていたし・・」と勝手に判断しても、「I believe they are brothers」のように言えますし、逆に「何を言っているの、全く違うよ」という意味で、「I don't believe they are brothers at all」のように言うこともできます。

 

また、「~の存在を信じる」という意味で使われる場合は、believeの後ろにinをつけることはよく知られていますが、うっかりinを抜かしてしまう人がたまにいます。

 

「believe in」はこの他にも、「(人・能力)を信用する」「(事・物)の価値や正しさを信じる」などの意味で使われることもあります。

 

 

narrow/small

 

narrow/small『形容詞』(幅が細長くて)狭い、細い/(面積などが)狭い、小さい

 

× It's a narrow world,isn't it?

○   It's a small world,isn't it?

世間は狭いね。

 

【narrow/small】 narrowは「幅の狭い」「余裕がない」という意味です。

 

narrow=「狭い」と覚えているため、「狭い部屋」や「狭い国土」などを、「a narrow room」や「a narrow country」のように訳してしまいがちですが、「a small room」や「a small country」とするのが適切です。

 

narrowとsmallの違いは、narrowが「幅が狭い、細長い」を意味するのに対して、smallは「空間的な広がりが狭い、小さい」を意味する点です。

 

もちろん、幅の狭い細長い部屋なら、a narrow roomでも間違えではありません。反意語はそれぞれnarrow⇔wide、small⇔largeとなります。「It's a narrow world」では「世間は細長い」という意味になってしまいます。

 

 

just/exactly

 

just/exactly『副詞』ちょうど/正確に

 

×     It's just 6 o'clock.

○    It's exactly 6 o'clock.

今ちょうど6時です。

 

【just/exactly】 もともと、justは「法にかなった」、exactは「事実と違わない」という意味です。

 

このjustの基本的な意味は、「(基準と照らし合わせて)ちょうど」、exactlyの基本的な意味は、「(情報の正確さを強調して)正確に」です。justは完了形の文で使われる「ちょうど」という訳や、「6時ジャスト」といった言い方から間違えて使ってしまいがちなので、基本語義をしっかりと押さえておく必要があります。

 

ごく大まかに言えば、justは「照準」、exactlyは「正確、確定」と覚えておけばいいでしょう。

 

例えば、just→That's just it.(それがまさに問題点だ)、I'm just going out.(今ちょうど出かけるところです)。

exactly→exactly at six o'clock(6時きっかりに)、exactly the same size(まったく同じ大きさ)といった具合です。

 

また日常会話では、「6時きっかりに」を表すのに「at six o'clock sharp」という表現もよく使われています。

 

 

miss

 

miss『動詞』~を逃す、しそこなう、~がいないのをさみしく思う 『名詞』失敗

 

×  He missed again.

○  He made a mistake again.

彼はまたミスを犯した。

 

【miss】 missはもともと「ねらいを外す」という意味です。このmissの代表的な意味である「~を逃す」と「~を恋しく思う」は、一見かけ離れた意味のように見えますが、missの基本的な意味の「ねらいを外す」から、「誰かに話しかけようと思ったのに、ふといないことを思い出して寂しくなる」と考えれば、両者の関連がつかめるでしょう。

 

「しくじる」という感覚で考えると、私たち日本人はどうしても「ミスをする」という言葉を思い浮かべます。確かにmissには名詞で「失敗」という意味がありますが、あくまで基本は「ねらいそこない」の意味なので、「彼はまたミスを犯した」という場合に「He missed again」とは言いません。missは、ほとんど必ず目的語をとって「~を逃す」という意味で使われます。

 

favorite

 

favorite『形容詞』(最も)お気に入りの 『名詞』(最も)お気に入りの人[物]

 

×  My most favorite movie is ‟Roman Holiday.”

○  My favorite movie is ‟Roman Holiday.”

私のいちばんのお気に入りの映画は「ローマの休日」だ。

 

【favorite】 favor-は「友好的である」という意味の語源です。このfavoriteという語は比較的なじみのある語かもしれませんが、本来の意味を理解しきれず、「もっと好きな」あるいは「最も好きな」ものを言いたい時に前にmoreやmostをつけてしまう誤りが、けっこう多いように思います。

 

もともと、favoriteには「最も」という意味が含まれているので、基本的に、moreやmostといっしょに使うことはできません。

 

名詞としても「This is my favorite」のように「好物」の意味で使うことができます。ただし、多くの場合は可算名詞として使うので、対象が複数の場合は「These are my favorites」のように-sをつけるのを忘れないように注意しなければいけません。

 

 

local/rural

 

local/rural『形容詞』(地区など)一部の、局地的な、地元の/田舎の、田園の、地方の

 

×  That boy came all the way from the remote,local area.

○  That boy came all the way from the remote,rural area.

その少年は田舎からはるばる出てきた。

 

【local/rural】 localはもともと「場所」を意味します。「ローカル線」「ローカル色豊かな」といった言葉につられて「田舎の」の意味で覚えている人も多いと思いますが、localの基本語義は「特定の土地・場所に属する」なので、例えばlocal citizen(地元の住民)、local currency(現地通貨)のように使います。

 

「話題となっている場所の近辺の」という意味なので、日本語の「地元の」に近い感じの言葉です。

 

似た意味を持つ語には、regional(地方の)があり、regional activities(地域活動)、regional authority(地方分権)などのように使います。

 

一方、rural(田舎の、田舎風の、地方の生活の)は、rural accent(田舎なまり)、rural life(田舎住まい)などのようにいわゆる「田舎」の意味で使います。反意語はurban(都市の)です。

 

 

まとめ

いかがでしょうか。今回は初心者~中級英語学習者が使い方を間違えやすい単語を取り上げました。

 

英単語に対して日本語の意味も単体で覚えてしまうと、上記のような勘違いをしがちですが、冒頭にも書いたように、英語を上達させたいと真剣に思うなら、間違えないようびくびくしているよりも、積極的にどんどん間違えて、逆にそれらを突破口に正しい英語に一歩でも二歩でも近づくようにすることが大事です。

 

どんどん使って、間違えて、訂正してを繰り返し、継続していけばあとは自然と正しい使い方が身に付いていくものです。無理をせず、あなたのペースで英語学習を継続していきましょう。

 

初心者~中級英語学習者が使い方を間違えやすい単語【PART.2】もあります。よろしければ読んで下さい。

 

初心者~中級英語学習者が使い方を間違えやすい単語【PART.2】

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