英文法

ブラウザーとは「草を食う牛」? 【意外と知らないIT関連の英単語】

 

 

ここ20年ほどでITを中心としたハイテク産業が急速に発展してきましたが、いかにハイテクが進歩して新しい機械が発明されようとも、そこで使う用語まで発明することはなかなかできないものです。

 

従来のものをそのまま踏襲するか、少し手を加えて再利用するしかないようです。

 

したがって、最先端を行くコンピュータ用語も、その根を探っていくと、意外と古い言葉であったりします。

 

今回は意外と知らないコンピュータ関連の英単語の語源について書いていきます。

 

 

 

ブラウザーは「草を食う牛」

 

 

ネットワーク上の情報を見るために使うソフトウェアを「browser(ブラウザー)」と呼びますが、本来の意味は「草を食う牛」の意味で、その動詞形「browse」は何百年も前からある普通の言葉です。

 

元はと言えば、草や木の「若芽、若葉」を指した言葉で、牛や鹿がこれを「むさぼり食う」姿から動詞用法へ発展してきたものです。

 

さらに、「手当たり次第に物を取る」といったニュアンスが加わり、今日の「本をあちこち拾い読みする」とか「~を求めて書棚をあさる」とか「店などで(買う気はないが)品物を調べる」といった意味を帯びました。

 

よって、browserは少し前の辞書だと「草を食う牛」としか載っていませんでした。

 

 

「log」は丸太

 

 

「log  in(ログイン)」なんかも同様に、log(丸太)を海上に投げ入れたことに始まる用語です。今日では、「ホストシステムに接続する」とか、「利用を開始する」等の意味で使われますが、logとinから成る以上、「丸太」の意味が何かしら関係してきます。

 

「log  in」の少し前の用法に「コンピュータが操作者を利用記録へ記入し始める」がありますが、これが「丸太」とコンピュータの関係を取り持つ意味です。

 

つまり、logの名詞用法に「航海日誌、船の航程」とか「船の速度を計る測定器」の意味がありますが、大昔、丸太を海上に投げ入れて、それが遠ざかる時間から船の速度を計測したことに由来する用法です。

 

 

「cache」は隠し場所

 

 

「cache(キャッシュ)」は一度アクセスしたデータを高速のメモリーに記録しておき、後で必要な時に取り出して使うことでCPUのアクセス時間を節約する機能です。

 

この言葉の本来の意味が「(探検隊などが後日の使用のために食料や弾薬を隠しておく)隠し場所」ですからおもしろい再利用の仕方です。

 

コーパス(corpus)はデータベースの一種で、実際に発せられた言語や音声の情報を大量に集めた大規模な言語資料を指します。

 

情報処理以外では「言語資料」や「資料の集成」として一般的な言葉ですから、そのまま転用したと言えるでしょう。

 

このように新しい技術に使われている言葉も調べてみると案外、昔から使われている言葉が数多くあります。興味があればご自身でも一度語源を調べてみて下さい。

 

 

 

今回は以上になります。

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