
こんなお悩みにお答えします。
私も中・高・大学といわゆる「受験英語」をなんとなく勉強してきて、社会人になり、しばらくの間、英語とは無縁の生活をしていました。
なんとなく、数年間そんな状態で淡々とした日々を過ごしていたのですが、ある日会社に外国人のお客様がきて、私もその接客するメンバーになったのですが、結局私はほとんど何もしゃべられず、すごく残念な気持ちになったことがあります。
そこから一念発起して、「気後れせずに外国人と話がしたい」と思い、会社を退職してオーストラリアへ留学したのですが、現地でも初めは何をしゃべっていいのかわからず、なかなか言葉にできなくて、簡単な会話をするのにものすごくエネルギーを使っていました。
それでも2、3か月ほど過ぎたあたりから、だんだん会話のパターンやよく使われる単語、フレーズやアクセントがわかるようになってきて、半年を過ぎたあたりで、当初よりも数十倍自分の言いたいことを伝えられるようになりました。
そこからの経験で、英語の勉強をやり直したい方がまず、何をすればいいのかを以下にまとめてみました。
1.中学校の英語文法をおさらいする
まずは英文法、どの言語にもまず文法はあります。
文法がわかっていれば英語の意味はわかりますし、逆に文法が全く分からなければ英語を理解できません。
英語は文の構造がわからないと、たとえ単語の意味がすべてわかっていても全く違う意味の解釈になってしまうことがあります。但し、難しく考えなくてもいいです。
英会話が目的であれば中学までの文法で十分コミュニケーションをとれますから、中学英語だけに絞って勉強しましょう。市販の薄めの文法テキストで勉強しましょう。
2.中学校の英単語をおさらいする
英語の日常会話に必要な単語数は2000語と言われています。
中学校で習う単語は約1500語です。少し足らないじゃないかと思うかもしれませんが、いきなり2000語覚えろと言っても簡単ではないので、まずは中学1年生で習う英単語から徐々に覚えていきましょう。
最低限の日常会話ができるようになる方を優先してください。
3.英語の発音に慣れる
日本人が英語ができない理由の一つは「英語の発音を知らない」ことだと思います。
学校で習う英語は文法や単語、英文読解がメインで発音に関してはなんとなくしか教わりません。発音を知らないと、聴き取ることができませんし、話しかけてもカタカナ英語の発音ではなかなか聴き取ってもらえません。
発音を知っていればリスニング力が自然と向上します。
ただし、いきなり完璧な発音を目指す必要はなく、よく使われる言葉の発音だけで良いので、ネイティブの発音を聞きながら真似をして言葉に出してみましょう。
4.会話のパターンを知る
これはどんな言語でも同じだと思いますが、日常的な会話にはおおよそのパターンがあります。
例えば、
How are you doing?(調子はどう?) → Pretty good.YOU?(すごくいいよ、あなたは?)
や
What kind of sports do you like?(どんなスポーツが好きですか?→ I like soccer.(サッカーが好きです)
Is this your first time in Japan?(日本は初めてですか?)→ Yes,it's the first time.(そうです。初めてです)
など、ある程度決まった話し方があって、この会話のパターンを徐々に積み上げていって、その組み合わせ次第でいろんな会話ができるようになっていきます。
5.まとめ
今回は、英語をやり直す社会人の方に向けて、特に英会話についてまずやるべきことを4つご紹介しました。
ポイント
・中学校の英文法をおさらいする
・中学校の英単語をおさらいする
・会話の中での実際の発音を聞いてみる(慣れる)
・会話のパターンを覚える
これをくり返しやることで、英会話が徐々に出来るようになっていって、自信もついてさらにステップアップできるでしょう。
今回は以上になります。