英文法

数字を英語で言う時の読み方を解説【仕組みを覚えればカンタン】

悩んでいる人
数字を英語で読むってどうやって言えば良いの? 日本語と読み方が違うからよくわからない

 

こんなお悩みにお答えします。

 

分かっているようで実はよくわからない数字の読み方。
普段、日本で暮らしているとあまり使う機会がないため、なかなか覚えられませんよね。

 

ですが、基本のルールさえ覚えてしまえば案外、簡単な仕組みだったりします。

 

今回は数の読み方の基本と数に関係する英単語の解説をします。

 

 

英語の数の読み方の基本

 

英語で3桁までの数の読み方は中学1年生で学びますので、皆さんもよく知っていると思います。

 

しかし、次のような大きな数字は全然わからないという方も多いのではないでしょうか。

 

There are 1,349,585,838 people in China.
(中国の人口は13億4958万5838人です)

 

プロの通訳の方でも数の読み方は非常に重要で、1桁間違えただけで大変なことになるので、普段の練習が欠かせないと言われます。

 

英語の数の読み方の基本は、「3桁ずつ区切って上の位から順に読む」ということです。あとは、区切る場所で単位をつけるだけで、どんなに大きな数でもカンタンに読むことができます。

 

前述の1,349,585,838で考えてみましょう。

 

左から3桁ずつにして、区切りごとに単位をつけて読めばいいのですから、
「1」「10億」「349」「100万」「585」「千」「838」のように読めばいいのです。

 

一番小さな区切りから順に、「千」は「thousand」、「100万」は「million」、「10億」は「billion」になりますので、上記の数字は、「one billion, three hundredand forty-nine million, five hundred and eighty-five thousand, eight hundredand thirty-eight 」のように読みます。

 

 

1,349,585,838

 ⇧          ⇧

billion            million             thousand

 

 

この数の読み方が一番基本的なものですが、場合によってはそれ以外の読み方をすることもあります。

 

 

その他の数の読み方

 

For further information,please call 341-8903.
(詳しくは341-8903までお電話下さい)

 

電話番号や番地などは、まとめて読むのではなく、1桁ずつ読み上げるのが基本です。

 

上記の例では、three-four-one,eight-nine-zero-threeのようになります。

 

尚、8922のように同じ数字が続く場合は、eight-nine-double two のように、doubleを使います。

 

そのほか、学校ではあまり教えてくれませんが、3,4桁の数は2桁ずつ区切って読むことも実際の英語ではよくあります。

 

Greyhound provides bus services for over 1,700 destinations in AUS

(オーストラリアの1700以上の行き先にグレイハウンドバスの便がある)

 

文の中の「1700」は、one thousand seven hundredのかわりに、2桁ずつ「17」「100」のように区切って、seventeen hundredのようにもしばしば読みます。

 

教科書のページなども同様です。

 

Open your textbook to page 365.
(教科書の365ページを開きなさい)

 

365ページはpage three sixty-fiveのように読むのが普通です。海外留学などに行けば、よく聞く表現なので、慣れていないととまどってしまうかもしれません。

 

 

数に関係する英単語

 

以上が英語の数の読み方の基本ですが、覚えておくと単語を覚えやすい、「かんむり」の話をもう一つ、

 

数に関係する英単語では、ラテン語などを語源とした「かんむり」がつくものが多くあります。このような「かんむり」を知っていると、知らない単語の意味を推測しやすくなります。

 

uniで始まる語の多くは「1」に関係します。unique「独自の(1つしかない)」、unisex「服装などが、男女の区別がない(性別が1つ)」、unite「合併する(1つにする)」uniform「制服(形が1つに統一されている)」などがその例です。

 

biは「2」を表します。bilingual「二か国語の」、bicycle「自転車(車輪が2つある)」、binary「二進法の」などはその例です。

 

triは「3」を表します。triangle「三角形」、tricycle「三輪車」、tribe「部族(古代ローマでは3つの部族から成っていた為)」、triathlon「トライアスロン(スイム、ラン、バイクの3つの競技)」などがあります。

 

「8」の意味のoctは日常語でもよく使われます。octopus「タコ(足が8本)」、October「10月(古代ローマでの年の始めである3月から数えて8つ目の月」などがその例です。

 

この他にも、「5」の意味のpentが使われているPentagon「アメリカ国防総省(5角形の建物)」や、「4」を表すtetraで始まるtetrapod「テトラポット(脚が4つあるブロック)」など、数を表す「かんむり」の使われている単語はたくさんあります。

 

 

まとめ

 

3桁ずつ、区切りごとに単位をつけて読んでいけば簡単に読んでいけます。

 

数字の桁が多い時は日本語で考えると言葉が詰まってしまうので、なるべく頭の中で数字だけを考え、 3桁ごとについているコンマの位置と数で区切るとスッと言えるようになると思います。

 

 

 

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