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「before」と「by」の使い方の違いはなに?「by」と「till」の違いは?わかりやすく解説

 

「before」と「by」は、時間を表す際に重要な役割を果たしますが、この前置詞の微妙な違いを理解することは、英語を学ぶ上で重要なステップです。

 

今回は「before」と「by」の違いを明確にし、それぞれの適切な使い方をみていきたいと思います。

 

 

"before" は 「~より前に」、"by" は 「~までに(は)」

 

「Please  come  here  before  3:30」と「 Please  come  here  by  3:30」には、意味の違いがあるのでしょうか?

 

「~より前に」 つまり 「~にならないうちに」という場合にはbefore を使い、「~までに(は)」という期限つきの場合には byを使います。

 

では、上の二つの文の意味の違いを見ていきましょう。

 

① Please  come  here  before  3:30.  (3:30 より前に、ここに来てください)

② Please  come  here  by  3:30.        (3:30  までには、ここに来てください)

 

日本語で見ても、なんだかわかりにくいですよね。①の文の場合、 「3:30より前に」 つまり 「3:30にならないうちに」 指定の場所に着かないといけないわけです。

 

ですから、3:29 ならセーフですが、3:30ならアウトになってしまいます。

 

ただし、こういう風に言われた場合、少なくとも10分くらい前に着くように行くことをお勧めします。 アメリカなどでは、それが常識となっているようです。

 

②の文の場合、「3:30までに(は)」という期限を示しています。

 

ですから、3:30 というタイムリミット内であれば早くてもギリギリでも構わないのです。

 

つまり、3:10でも3:20でも3:30ピッタリでも3時30分に間に合えば全く問題ないわけなのです。

 

ココがポイント

before  3:30 は 3:30ちょうどではダメ。 by  3:30 は 3:30 ちょうどでもOK。

 

 

ここで、みんながよく混同しがちな by と before と until  (=till) について表で整理しておきます。

 

by               ⇒       ~までに(は)               期限

before           ⇒   ~より前に     以前

until  (=till) ⇒         ~まで ( ずっと )      継続

 

until  (=till) は動作などがその時点まで続くという 「継続」 の意味が含まれる

 

さて、今度は by と tillの違いがわかりますか。これもTOEICやTOEFLなどの頻出問題ですね。

 

until  (=till) は「~まで (ずっと)」という意味で、動作などがその時点まで続くという 「継続」 の意味が含まれています。

 

until もtill も意味は同じですが、改まった書き言葉ではuntilの方が好まれて用いられていることも覚えておいてください。

 

以下に例文を挙げてみます。

 

 

○   I'll  be  home  by  7:00.  (7時までには帰ります)

x   I'll  be  home  until  7:00.

 

×   Please  wait  here  by  7:00.

○   Please  wait  here  until  7:00.  (7時までここでずっと待っていてください)

 

 

このように by は「~までには(・・・する)」という動作の完了の期限を表し、until  (=till) は「~までずっと(・・・する)」 という動作・状態の継続の終点を表します。

 

by は be  home、finish など 「終了する、完成する」などの意味を持つ動詞とともに使われることが多いです。

 

until  (=till) は、肯定文では stay、wait など 「持続性・ 継続性」 の意味を持つ動詞とともに使われることが多いです。

 

 

おすすめ

待ち合わせの約束で、before  3:30 と言われたら、10分早めに着きましょう。

 

 

今回は以上になります。

 

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