英語の未来形と言えば、代表的なものとして「will」と「be going to」があります。
これらの表現は、未来の出来事を表現するために頻繁に使われる表現です。
しかし、この二つの表現は微妙にニュアンスが異なるため、使い分けに悩む方も多いでしょう。
そこで今回は、英語の未来形「will」と「be going to」の違いについて簡単に解説していきます。
「will」と「be going to」の違い
「will = be going to 」と覚えた方も多いと思いますが、必ずしもそうではないのです。 では、違いはなんでしょうか。
いずれも未来形ですが、 will は一般に「この場で決めた意志」、be going to は 「すでに予定に入っていること」を表します。
willは、会話や考え事をしていて、「よし、決めたぞ」 というときに使います。
単純に「これから~をしよう」と、今この場で決定したことがわかります。
be going to は、現在進行形になっています。
今決めたことではなく、すでにそうすることになっていて、 今がその流れに乗っている途中であるというイメージです。
(1) I will meet her this afternoon.
(2) I am going to meet her this afternoon.
(1) は、会おうかどうか迷っていたり、彼女の話題が出たり、彼女のことを思いついて、「今日の午後、彼女に会うことにしよう」という意味です。
(2) は、彼女に用事があって、以前から会う約束をしているときなどに、「今日の午後、彼女に会うことになっている」という状況で用いる表現です。
will | be going to |
話しているその場で決めたこと | 話している以前に決めたこと |
意志を表す | 予定を表す |
以上は、主に会話における willとbe going toの違いです。
「will」は意志が強い
公的なスピーチや、新聞などの発表においては、will が 「正式に決まっていること」 「間近に迫っていることで、可能性がかなり高いこと」 について使われるケースがあります。
I will be leaving Japan for Australia tomorrow.
(私は明日、日本を発ってオーストラリアに向かいます)
will を辞書で引くと、名詞で 「意志」 という意味が載っています。
ですから、助動詞 will には話者の「意志、決定」 のニュアンスが入っているわけです。
I will do my best.
「私はベストをつくすでしょう」というよりも、「ベストをつくすぞ !」というニュアンスが強くなっています。
The door wouldn't open. (そのドアはどうしても開こうとしなかった)のような表現もあります。
今回は以上になります。